2016年3月3日木曜日

マンマと上物、物々交換

先週の土曜日、マンマが南イタリアのカラブリアから取り寄せたオリーヴオイルを持ってきてくれました。


去年特にオリーヴオイルの品質がどうなのか?といったニュースをよく聞きました。

「エクストラヴァージン」(要は一番品質がいい物)と言われて売られているのにそうではなかったり、有名メーカーの品質も怪しいとの事で、ちょっと気になったりはしましたが・・・。

あまり安いのはやばいと読んだけれど、イタリア人の一般家庭の人が買うオリーヴオイルっていくらくらいでしょう?

5ユーロ前後ぐらいからみんな普通に買っているように見えるのですが・・・。

(我が家は普段は、広告の品で6ユーロくらいの物を3ユーロぐらいで買うのですが・・・。ちょっと怖くなるニュースです。)



少し前にもおすそ分けをしてもらっていた物で、香りが本当に強く、そして鼻に抜けていって、フルーツのような、市販のオリーヴオイルでは嗅いだことのない香りでした。


カラブリアの食材は、カラブリア人にとって欠かせないようで、カラブリアから1000キロ近くも離れた北イタリアでも本当に毎日のように使っているのを見ます。


たくさん買ってある食材をいつも味見と持ってきてくれるのですが、北にいながら南の味を食べられるのは食いしん坊としてはとても嬉しいです。


とある村の奥さんが作っている市販されていないオリーヴオイルだそうで、大瓶で買ったマンマは、トマトソースの瓶を洗ったものに入れてきてくれました!




(マンマはこのオイル5ℓ買いです!!)


そこで私は、お返しの意味も込めて、最近使い始めた塩を分ける事に・・・。

去年の夏休みに行ったマルタ島の塩です。

マルタはシチリアの下のある、イタリア人もよく休暇で訪れる国です。

イタリアから近いうえ、英語だけでなくイタリア語も話せる人が多かったです。

それに何よりも食にかなり保守的なイタリア人、イタリアンが食べられるマルタはイタリアンを愛するイタリア人にはポイントが高いようです。

旅行でイタリアへ帰る国際線飛行機に乗るたびに聞く言葉があります。

「あ~パスタが食べられる!」

一度は、「やっとまともな物が食べられる」だったので、びっくりしました。

イタリアン以外はまともでないのか・・・?

かなり多数のイタリア人は海外に旅行に行ってもその土地の物を味見しないで、イタリアンを探して食べるそうです。

実際に見たので、かなり多数なのは間違いないと思います・・・。

ちょっとこれには私は否定的です。

日本人だと、とりあえず現地の物を食べてから、旅の終わりにやっぱり和食恋しい。。。となるかと思うのですが。

和食や中華や他国の料理が大好きなイタリア人もいるし、全てのイタリア人ではないですが、ちょっと寂しいなと思います。

以前夫と行ったイタリアのある都市の中華料理のレストランでも露骨に「まずい」を連発する女子を見ました。
カップルで彼氏が中華料理が好きなようでしたが、醤油にも全てに文句をつけている彼女にちょっと引きました。
彼氏が私の斜め向かいに座っていて困っている顔が見えました。彼女は私のほぼ真横にいたので、顔は見られませんでしたが・・・。



マルタの塩は、お土産屋さんなどにあるかわいい器に入った物ではないですが、使ってみるとおいしいと思いました。

お土産屋さんの塩の器はとってもかわいかったです!

私は、この塩の袋のデザインもレトロでかわいいと思います。



いつも入れる量の塩をサラダに入れて混ぜたのですが、食べてみるとなんとも濃厚。

少し減らしてちょうどでした。


夫も同じ感想だったので、もしかしたらマルタ島の塩は本当に濃いのかもしれません。


パパとマンマは味の濃いのが好きなカラブレーゼ(カラブリア人)らしく、何も言いませんでしたが・・・。

でもパパからの「薄い!!塩が足りない!」がなかったので、合格かも?


イタリアの塩もシチリア産の物が多く、同じく赤道に近い暑いところで作られているので環境は似ているとは思うのですが、きっとマルタの海岸に打ち上げられる海水が結晶化して塩になったのを見たからか・・・。






マンマたちに味の感想を聞いてみたいと思います。

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