2016年2月29日月曜日

トメッタという名のチーズ

前から食べてみたいと言っていたのに食べそびれていたチーズ、トメッタを買ってもらいました。

日本でよく流通しているチーズだと、ちょっとカマンベールチーズのようと言えばわかりやすいでしょうか。でもカマンベールほどは中はドロドロしていません。




トメッタってちっちゃいトメさん?(ちっちゃいとかかわいい感じの意味になります。)なんて思いながら夕食の準備を。

料理の名前はTometta alla piastra(トメッタ・アッラ・ピアストラ)。
「焼きトメッタ」と呼びましょうか。

トメッタとはToma(トーマ)というチーズの小さい物です。
トーマが変化してトメッタ。

トーマはでかいのですが、こちらはちょっと小さめのハンバーグぐらいの大きさ。
普通のフライパンでチーズの両面を焼き焼きして、チーズをとろけさせます。



夫がずっと前から作ろうと思っていてくれたようで、こっそり買い物かごに入っていました。
ありがたいです。




ここでイタリアのキロごとの価格表示です。
キロでの値段は日本では見かけません。(私は多分、見た事がありません。)
お肉やお魚のラベルには100gの値段があったように思いますが・・・。

食べ物の商品には必ず書いてあって便利です。食べ物以外でもありますが・・・。
キロの値段なので慣れるまでは1キロでどれぐらい?と、かなり長い間ピンときませんでした。

今は、ここを見て安いか高いか、どちらがお得かとか比べるのにとても役立っています。

スーパーでは、1キロ○○ユーロ?高い!とか安い!とかいう会話もよく聞こえてきます。
景気は回復しているんでしょうか・・・

いつまでも節約は庶民の課題です。

€/㎏ のところに13.90とあります。ここが1キロの値段。1キロ13ユーロ90セントとなります。(円だと1700円くらい、でもキロ当たりの値段です。)

パスタにかけるハードチーズ(パルメザンチーズなど)も有名でない物を入れたらたくさん種類があって、値段も味も本当にピンキリです。

いつも買うチーズは1キロ1000円を超える事はめったにない庶民な私たちにはちょっとリッチなお買い物でした。

しっかりペロリと一人二枚平らげました。



はい・・・食べすぎです。



でも、初の焼きトメッタおいしかったです。
シンプルに焼いただけにしましたが、さらに豪華にする場合はスペック(生ハムの一種)を巻いたりもします。
すでに巻いた物も売っています。




ちゃんとじゃがいもから揚げたポテトフライとインゲンのにんにくとオリーブオイルを和えたものを付け合わせにしました。
ポテトフライは冷凍の大きな袋が売っているので便利なのですが、マンマが農家から買ったじゃがいもをもらっていたので、切って揚げただけだけどやっぱり違います。

これにバゲットをつけました。

夫がチーズ、ポテト担当、私がインゲンを担当。

シェフご苦労様です。




話題は変わって、27日から私のブログネームでもあるGoliaという名前の低気圧がイタリアに来ています。

なので、イタリアはあいにくの雨そして雪などお天気が悪いです。

北イタリアは、かなり寒いです。



Goliaは兵士の名前です。日本語ではゴリアテです。

数日前決めたばかりのブログネームが出てきて面白かったです。

そして全然関係ないですが、イタリアののど飴と言えばGoliaです。

2016年2月28日日曜日

悪魔のかぎ爪クリーム

以前突然ぎっくり腰になりかけた事がありました。

あわてて湿布でも買おうと薬局に行ったのですが、休みで、スーパーマーケットのコーナーを見たら、日本製の湿布が売っていました。

Made in Japanの文字を見ると、興味がない時もつい確認してしまいます。


よく覚えていませんが、8ユーロぐらい(900円以上)で枚数も10枚もなかったので、イタリアでは輸入物の「メイド・イン・ジャパン」は私にはちょっと高くて無理だな・・・と湿布の近くを見ていたら、痛みに効くジェルやクリームもあったのでその中で湿布よりもお手頃な75ミリリットルで5ユーロちょっとくらい(600円くらい)だったものを買ってみました。

一緒には住んでいませんが、同じ州に住むイタリアのマンマ、パパと週末はみんなで大型スーパーに買い物に行くので、近くにいたマンマに聞いてみると、「あ~Artiglio del diavoloね!」とおなじみのように言っていたので、こっちの人はよく使うのかも知れません。


意味は、悪魔(diavolo)の(del)かぎ爪(Artiglio)。


名前が何だか効きそうだという事、アフリカの植物で民間療法に用いられると書いてあるのだけ読んで購入。(単純ですみません・・・。)


Artiglio del diavoloの学名はHarpagophytum procumbensとか言うそうです。
もはや私は発音すらできません・・・。

商品の説明には痛みや炎症に効くとあります。
日本語はライオンゴロシ・・・だそうです。(Wikipediaより・・・。)

私は聞いた事がありませんでした。

Arnica montana(アルニカ・モンターナ)も入っているそうです。
日本語はウサギギク・・・なじみがなさすぎて合っているのかさえわからない勢いです。

イタリアでは名前はよく聞くので、ポピュラーなようです。


使ってみると、デスクワークの夫の腰痛にもいいようです。
寝る前にマッサージしながらすり込んだら次の日ちょっと痛みがましだと言っていました。


においは湿布にとても似ていますが、そこまできつくはないと私は思います。

ちょっとスース―します。

しみ込むまでしっかりマッサージしながら塗り込むとあるのですが、こってりしたテクスチャーなのでマッサージがしやすいです。


寝違えた時なども塗っています。リピ買い決定です。

いろいろなメーカーから出ているようで、また他のメーカーも試してみたいと思います。

日本製の湿布は売っているけどとってもお高いイタリアの、湿布代わりになりそうな悪魔のかぎ爪クリームでした。

2016年2月26日金曜日

イタリアの湯たんぽ色々

クリスマスのプレゼントに夫の友人から湯たんぽをもらいました。

日本の湯たんぽを持っていたのですが、プラスチックの湯たんぽだったので、持ち歩いてお家の中で使うのにはちょっと不便でした。

イタリアの湯たんぽ、ゴム製の物をよく見ます。
日本の定番の金属製の物やプラスチックの物は見かけません。
日本にあった金属製の物は温かさが持続してすごいなと思ったものです。

私がもらった物もゴム製でした。
金属やプラスチックと違って身体にフィットするので、なかなかいいです。

夫がもらった物もあって、カバーがかわいかったのですが、かなり古いようで中の湯が漏れるのでカバーだけ残して中身を見つけたら買おうと思いつつそのままになっていました。

私の中ではかなりかわいいので、ここでちょっとで紹介します。


これです・・・






ちっともおしゃれじゃないベタ~な牛さんです。


先日のバレンタインの頃、スーパーで愛の文句が書かれた湯たんぽ売ってました。ハートの形でちょっとかわいかったです。



そして・・・



これは、ハンドウォーマー、水ではない何かが袋の中に入っています。

説明には金属のプレートを袋の中でパチパチやると液体が結晶化して温かくなるとあります。


再利用には、熱湯の中に8分入れておけばいいようです。
お湯で温めておかなくてはいけないので、ズボラな私はほとんど使っていません。

中に丸い小さな金属が入っています。

私には仕組みはよくわかりませんが、繰り返し使えるしエコだなとは思います。

でもたった一時間しか持たないと書いてあります。


パッケージにはアムステルダムとあります。
同じくもらった物でイタリアで売ってるのかは探した事がないのでわかりません。


都市部はあるようですが、普通のイタリアの小さな町には基本的に使い捨てカイロは売っていません。
カイロを使っているイタリア人にも出会ったことがありません。
売っていてもとても高いと思うので、冬のイタリア特に外中心で観光の場合は使い捨てカイロをスーツケースに入れておいて損はないです。
日本の使い捨てカイロはすごいです。十時間以上も持つんですから。

そして、私が友人にもらった物です。
ニットのセーター風のカバーがついています。


暖房はしっかり入っているのですが、いつも身体の芯が冷えてる感じです。
我が家はバスタブがなくシャワーのみ(シャワーのみのイタリアのお家結構あります。)なので余計かもしれません。




バスタブとこたつ恋しい私は湯たんぽで丸くなります。




そして、湯たんぽつながりで挑戦したい事があります。


今年の目標・・・。


「湯たんぽ」と「納豆」で納豆の作り方がかなりヒットするので、試してみたいです。
ヨーグルトメーカーでもできるようですが、持っていないので湯たんぽで納豆、憧れです。

ズボラでもできるかな・・・。



イタリアのマンマからもらったチューリップが窓際で咲き始めました。


春よ来いと歌い出してしまいそうな今日この頃です。

2016年2月24日水曜日

お手軽コッコ

コッコ?

鶏ではありません。

イタリアでコッコと言うと、ココナッツの事です。

ココナッツの香りのボディソープを使っています。

ボディソープですが、身体を洗う時は石鹸が好きなので、ハンドソープとして使っています。
石鹸に飽きた時は、これでも身体が洗えます。

お風呂場がココナッツの香りになって、私はちょっと幸せ気分になれます。
そして、ハンドソープを買うよりボディソープの方がお財布にやさしいです。


イタリアで高視聴率らしいグランデ・フラテッロというリアリティショー番組がありますが、ずいぶん前にイタリア人と日本人のハーフが優勝していました。
番組自体興味がなくて見ていなかったのですが、まわりから

「イタロジャッポネーゼ(イタリアと日本のハーフ)が勝ったね、見た?」

とよく言われたので、気になって週刊誌を見ましたよ。
さわやかな男子でした。
その彼の苗字がコッコでした。



・・・話がそれましたが。


 
 
JacklonというメーカーのBagnoschiuma、要はボディソープです。
バスタブがあればこれを少し入れてお湯をそそいで優雅に外国映画の女優さんのように泡風呂にもできます。

と言っても我が家はバスタブがないので、できませんが・・・。

2ℓも入っているのに3ユーロ以下で買えます。
ココナッツ以外にもいくつか種類があったと思います。

イタリアでは化粧品には使用期限があって商品に印刷されています。


写真の真ん中にあるイラストや文字の一番左のクリームケースのイラストを見て下さい。

12Mとありますが、これは商品を開封後12ヶ月以内に使い切るという意味だそうです。

日本の化粧品ではこういう表示には気がつかなかったので、参考まで。

2016年2月22日月曜日

冷凍ピッツァディナー

イタリアと言えば、ピザ、ピッツァ!

私たちもピッツァが大好きです。

イタリアのレストラン、ピッツェリーアでピッツァを注文するとイタリアの場所にもよりますが、具がたっぷりの物を選ぶと結構なお値段。

その上お水がただではないヨーロッパ。
飲み物は結構高く感じるかも。

短期の旅行だったらリストランテやピッツェリーアでぜひ食べるといいと思いますが、若い学生さん、バックパッカーの旅人、または長期の場合、できたら節約したいという事もあるかなと思ってリストランテ、ピッツェリーアと違うピッツアを書いてみたいと思います。

Pizza al taglio(ピッツァ アル ターリオ)というものがあります。これは切り売りのピッツァのことです。
たいてい四角く切られた小さめピッツァを売っています。
お値段もシンプルなマルゲリータなら1ユーロくらいから2ユーロ50セントくらいまでで食べられます。
店や町によってかなり価格差がありますが、結構おなかいっぱいになりますよ。
小腹がすいた時にもおすすめです。
ファーストフードのような感じでポテトフライなど色々なメニューもある店、ピッツェリーアが切り売りピッツァを売ってる事もあります。




そして究極に節約なピッツァは

スーパーで買った冷凍をお家のオーブンで温める!

・・・です。

イタリアにも、冷凍ピッツァあります。

色々な味が売っています。

日本の冷凍のものも意外と安くておいしくて私は好きですが、やっぱりピッツァの国イタリア、まずでかさが違う!


マルゲリータ、イタリアンソーセージとポテト、きのこの3つの味を半分こ。(半分の写真です。)
マルゲリータは1ユーロ50セント、運よくソーセージとポテトは元値3ユーロ19セントから1ユーロ60セント分の割引、きのこは3ユーロ14セントが1ユーロ55セント分の割引で各1ユーロ59セントでした。

これはピッツァの入っていた箱の写真です。↓


「超」節約重視でもピッツァを食べたい場合はおすすめです。
ただ温めるオーブンが必要なのでイタリアのアパートを借りてみたりするといいかも。
たいていちゃんと家具家電つきなので、お家で冷凍ピッツァもいけると思います。

味のほうも普通においしいです。スーパーではかなりよく売れていそうです。

この3枚のピッツァを全て半分こして1人1枚半。(1枚350グラムぐらいあります。)
めちゃくちゃおなかいっぱいになります。

これに炭酸飲料を合わせて買いました。


SancarloというメーカーのPompelmo(グレープフルーツ)。
1.5リットル入ってたったの35セント。(50円以下です。)
Snell-upとあるようにカロリー控えめっぽいです。
他の味もあったようですが、目に入ったこれに。

冷凍お家ピッツァディナーは全部で5ユーロ3セントでした。(2016年2月22日のレートで630円ぐらいです。手作りの次にお得です。)

ちなみに日本人には2人で2枚でも十分かもです。

アパート滞在でオーブンが確保できる場合はお試しあれ。
アパートもあまりこだわりがなければ、一般的なホテルよりも安く借りられたりしますよ☆

アパートについてはまた書きたいと思います。

2016年2月19日金曜日

我が家のモカ事情

イタリアのエスプレッソを入れるための道具。

イタリアでは、カッフェッティエーラとかモカという名前で呼ばれています。
コンロに直接乗せて使います。

バール(喫茶店)のようなマシーンはちょっと手が出せないけれど、こちらはどのイタリア家庭にもあるかと思います。

イタリアのたいていのスーパーでも買えます。

お土産で買うときは消耗品も買っていくといいかも。
そうすればかなり長く使えると思います。

有名メーカーだとイタリアのどこにいても手に入ります。

我が家のカッフェッティエーラは全部で4つ。


デザインがかわいいなと思って買った私の分(赤)と夫が一人暮らしの時から使っているもの。(シルバーカラーの小さいもの)
残りはいただきもの。


もちろん家族で共用です。

上の部分にハートの窓があって気に入っているけど、どのスーパーでも扱うほど有名メーカーではないようで消耗品がなかなか売っていない。
以前超有名メーカーのハートのデザインのものもあったのだけど、新品だったのにも関わらずコーヒーが全く上がってこなくて処分しました。

最近使っていると漏れたり、コーヒーが上に上がってこないので消耗品を変えてみようと思いました。

消耗品は日本語だとパッキン、フィルター、バスケットと言うようです。
イタリア語では、上の日本語の順で、guarnizione(グアルニッツィオーネ)filtro(フィルトロ)imbuto(インブート)と言います。(下の赤色じゃない3点が消耗品です。)


パッキン、コーヒーで汚い茶色です。(もともとは白)
毎回洗うのですが染み込んできます。

パッキンとフィルターは一つに入れられて売っています。
パッキンがいくつかフィルターとセットで販売されている事が多いです。
バスケットはそれのみで売っています。

同じメーカーのものでなくてもuniversaleと書いてあったら大きさを間違えなければいけるはずです。
とりあえずオリジナルを探してお店をまわる事に。

うちでは毎日毎日はコーヒーを飲まないのですが、夫の両親が食事に来たら絶対〆はエスプレッソコーヒー。

なのでやっぱり必需品。

2016年2月18日木曜日